21卒文系学部生 教育学部 人材内定者就活体験記

就活体験記

まず、自己紹介をお願いします!
教育学部4年生の小川咲です!大学では、小学生向けのボランティアサークルで活動したり、塾講師のアルバイトをしたりしていました。就活は、公務員と民間を両立して進めていました。

公務員と民間の就活を両立!それは珍しいですね。はじめから両立すると決めていたんですか?
いえ、実は3年生の5月までは地方公務員一本で考えていて。ずっと宮城で過ごしてきたし、親も地元に残って欲しいと言っていたのもあって、なんとなく自分は宮城県庁で働くのかなという思いが高校くらいからあったんですよね。

今まで全く考えていなかった民間就職をはじめて意識

なるほど。どうしてそこから民間の就活もし始めたんですか?
3年の5月にあった「官民比較セミナー」というイベントがきっかけでした。100人以上の参加者のほとんどが「ほぼ公務員に決めているけど、1回話だけ聞いておこうかな」という子で、自分も最初はそこまで民間就職に興味津々というわけではなかったんですが・・・。話を聞いたら、「民間就職もやってみよう」という思いが芽生えていましたね。

どうして急にはじめようと?
「どっちも見た上で公務員に決めるならまだしも、民間を全く見ずに決めるのは危険」ということや、「民間就職をすることで、公務員試験でもいずれ必要になるESを書く力なども養われる」と言うことを聞いて、確かにそうだなと思って。

そうなんですね。最初はどうやって就活をスタートさせたんですか?
最初は本当にエンカレに頼りきりでしたね(笑)。キックオフセミナーに参加して基本的なことを知ったり、メンターさんに就活アプリを教えてもらったり。

最初の段階で、興味がある業界などはあったんですか?
自分が教育学部なのと、塾講師の経験もあったので教育業界は多少興味があったかな。でもインターンはあまり絞らず色々な企業に参加しました。

公務員講座だけでも大変そうなのに、民間のインターンも参加していたんですね・・・!
はい。公務員講座を受けていると、当たり前ですけど人と話す時間がほぼ無くて窮屈で(笑)。その反動で民間のインターンにたくさん参加して、グループワークやGDもたくさんやって・・・という感じでしたね。

インターンに参加して気づいた魅力

民間のインターンに参加して気付きは得られましたか?
「民間でもやれることは沢山あるんだな」と感じました。公務員の良さとか魅力って、安定しているとか大きいことができるのはもちろん、利益を追求しないからこそ本当に困っている人たちを助けることができる点だと思っていて。逆に言うと「民間は結局お金儲けでしょ」という気持ちもあったんです。でも、そんなこともないなと認識が少し変わりました。

マイナスのイメージが無くなっていったんですね。
そうですね。民間であっても市や県からお金を貰って何かをすることもできるし、お金を儲ける手段があるからこそスピード感を持って取り組めることもあるし。
それに民間だと、自分が何かをしたときに「宮城県の人がやってくれました」ではなく「小川さんがやってくれました」と受け取られやすいのもいいなと思いましたね。

インターンに行って深く企業について知ったからこその気付きかもしれませんね。両立で不安に思うことはありませんでしたか?
やっぱり、講座はしんどかったです。自分との戦いですよね。民間就職に逃げた形になるのも嫌だったので頑張りましたが、片方に絞ってる人の方が丁寧にやってるのかなと不安になることはありました。リスクを減らすために両立してるのに、結局半々になるからリスクを抱えてるという(笑)。

両方の良さを知った上で、両立を決意

たしかにそうですよね。業界としては新たに魅力を感じたところなどありましたか?
人材業界へ魅力を感じましたね。自分は人の成長を間近で感じたいという思いが強かったのが大きな理由です。対象が学生なら教育業界、社会人なら人材業界になると思うんですが、教育だと最終的に点数があがるかどうかが一番重要になってしまうのが自分としては違うなと思って。キャリア選択や人生のアドバイスを中心にできるという点で人材業界に魅力を感じました。

夏休みが終わって、公務員と民間、それぞれの志望度に変化はありましたか?
インターンにたくさん参加して触れたこともあって夏休み直後は民間に気持ちが傾いていたんですが、秋には結局半々になったかな。

いつまで両立する、というのは決めていたんですか?
決めました!公務員を選んだ先輩、民間に進んだ先輩それぞれ10人に、「いつまで両立すべきか」を聞いたんですよね。そうしたらほとんどの人に年内、12月までと言われました。公務員の試験勉強をやるなら年明けからさらに本腰を入れて取り組む必要があるし、民間も冬からどんどん選考が本格化していくから両立は大変になると。それを聞いて、12月いっぱいを自分の中の期限として両立することに決めました。

もっと可能性を広げたい

12月までの間の就活ではどんな進捗がありましたか?
夏に引き続き秋冬のインターンも参加していました。その中で、ある人材系の企業にすごく興味を持ったんです。自分から希望して社員の方と面談させていただいて順調に選考が進み、年内に内定をいただきました。

急展開ですね!!
そうなんです。急に選考がはじまったので焦ってしまって、すぐメンターさんに相談しましたね。電話でもラインでも相談に乗ってくれたり、他のメンターさんに面接練習をして貰ったり、内定者の方に会わせていただいたり、全面的にサポートして貰いました。

最終的には民間就職を選んだということですが、どうやって決断したんですか?
正直すごく悩みました。どちらも魅力を感じる部分は多かったので。そんな中でメンターさんに相談したときに、今のままで過ごしやすいのは公務員かもしれないけど、もっと前に出る・チャレンジしたいという思いがあるなら民間じゃないかとアドバイスを貰ったんです。たしかに公務員はもともと「自分の性格に合うだろうな」とは思っていました。でも将来を考えたときに、今までよりも自分の可能性を広げたい、今いる場所から離れて外の世界に触れてみたいという思いが勝ったので、民間就職することに決めましたね。

サービスをうまく使い分けることが大事

最初は公務員一本で考えていたころには考えられなかった決断ですね。今、同じように公務員か民間かで迷っている子、両立しようとしている子にアドバイスってありますか?
大学のキャリアサポートセンターとエンカレの使い分けですね!キャリアサポートセンターは膨大な情報を持っているので、それは活用すべきです。「県庁に行った○○さんと話したい」って言うと連絡先をくれたりするので。ただ、職員さんが多くいるわけではないので、面接練習していただける時間は若干限られてしまうかも。面接時のマナー指導が中心というイメージです。

そこにプラスアルファでエンカレを使うと良いんですね!
そうですね。もっと就活力を高めるならエンカレッジを活用すべき。
面談を通して自己分析も深められるし、面接練習もたくさんしてもらえます。

エンカレって民間志望の子だけが利用するサービスと思われがちですが、そんなこともないんですね!
公務員試験に向けた面接練習って講座受講生同士ではやるんですが、社会人と実際に面接する機会が本番までなかなか無いんですよね。だからこそ民間で経験を積むべきだと思うし、その中でエンカレを活用するのがいいかなと!

なるほど。ありがとうございます!最後になりますが、就活生に向けてメッセージをお願いします!
就活をする1年は、自分自身が大きく変化する1年だと思います。話すのがうまくなるし、他にも色々な力が身につきます。だるいな、不安だなって思うことが多いかもしれないし、それが普通だと思うんですが、それを乗り越えて大きく成長して欲しいです。1年後みなさんが「自分、成長したな」「就活やって良かったな」と思えるように、私も応援しています!