まずはじめに自己紹介をお願いします！
経済学部4年のSです！趣味はフルマラソンで、走ることが好きです。海外に行くのも好きで、一人で旅行をしたり大学のプログラムを使って海外に行ったりもしていました！
周りを見て感じたプレッシャー
Sさんが就活を始めたのはいつ頃でしたか？
3年生の4月ですね。周りの友人から「インターン」とか、就活に関する言葉を良く耳にするようになって、意識しはじめました。エンカレッジのキックオフセミナーに参加してスタートさせましたね。
はじめはどんなことをしていましたか？
キックオフセミナーではじめてグループディスカッションをしたんですが、あまりに何もできなくて愕然としてしまいましたね(笑)。そこからメンターさんについてもらって、面談や本を使って自己分析を進めたりイベントに参加したりしていきました。
その段階で興味のある業界はあったんですか？
何となく、商社やメーカー、金融あたりに興味がありました。春の段階ではしっかりとした理由があったわけでは無くて、周りの友達がよく言っているワードにつられてという感じでしたね。
なるほど。インターンもそれらの業界を中心に受けたんですね。
そうですね。自分の中で無形商材と有形商材を扱う企業どちらも知りたいと思い、金融やメーカーのインターンに参加しました。
選考は順調でしたか？
実はここで大きな衝撃を受けて。自分があまりにもできないことを知って、「厳しい世界なんだな」と痛感しました･･･。この頃は周りの就活生と自分を比較してプレッシャーを感じてしまっていて、しんどかったですね。
まわりの動きはどうしても気になりますよね･･･。
そうですね、夏インターンまではなんとかこらえて突っ走ったという感じでした。
インターンでの気付きと、ぶつかった壁
インターンに参加して、気付きは得られましたか？
はい。社員さんと直接お話する機会を通して、ネットや紙媒体だけでは分からないリアルの部分に触れられた実感はありましたね。あとは、インターン参加を経て無形商材を扱う業界に憧れを抱きはじめました！
そうなんですね！どんなところが魅力的だったんですか？
「もの」ではなく「人」が見られてるなというのが直感としてあって。自分の力や専門性がより重要視されるところがいいなと感じました。それもあって、夏明けからは金融・人材・コンサルなどを中心に見ていったかな。
自分の軸が少しずつ見えてきたんですね！
そうかもしれません。でも、自分の中で軸を確立できたのはもっと後ですね。本選考が始まる前に、自分の中で壁にぶち当たってしまったタイミングがあって。
どこに行き詰まりを感じたんですか？
自分の軸って何なんだろうと、分からなくなってしまったんですよね。
なるほど、どうやって乗り越えましたか？
面談でメンターさんとお話しして、「自分はどんな人になりたいんだっけ？」「誰にどんな価値を提供したいんだっけ？」という部分を見つめ直しましたね。
あとは自分の強みを言語化できたのも大きかったかも。
自分の強みって何なんだろう？
自分の強み、ですか。
はい。夏インターンにエントリーするときから、周りのすごさをひしひしと感じる中で「自分って何ができるんだろう」というのはずっと考えていた部分ではあったんです。
その中で、インターンや大学での活動を振り返ってみたときに、自分っていつも仲間からいじられてるな～と感じて(笑)。それって言い方を変えれば周りの人に安心感を届けられているってことなのかもしれない、それが自分の価値なのかなと気づいたんです。
自分の強みが明確になることで軸も定まってきそうですね。
そうですね。周りに安心感を与え続ける存在になりたいという思いが明確になりました。その中で特に魅力を感じていったのが金融業界です。お客さんとの付き合いが長期的であること・いろんな業界にお客様がいて多岐にわたる経験を積むことができ、幅広い人間関係構築力が身につけられることが魅力的でした。
悩み続けるよりも、行動すること。
夏に比べてだいぶ自分の意思がはっきりしたのが伝わってきます！本選考では自身の成長を実感しましたか？
そうですね。自分で成長したと思う点は2つあって。ひとつは周りと比べなくなったこと、もうひとつは自分自身についての言語化がうまくできるようになったことです。
周りとの比較は、先ほども言ったように夏の段階ではどうしても気になってしまう部分でした。ただ、自分の価値観が言語化できるようになってきてからは、それがなくなってだいぶ心にゆとりが生まれました。他人の物差しで「あの業界はいいよね」とか考えるのではなく、しっかり自分の軸で判断ができるようになりました。
すごく良い変化ですね！自身についての言語化についてはどうですか？
これに関しては、ずっと続けてきた自己分析、イベントへの参加など色々な行動が重なって重なって、ようやくうまくできるようになってきたという感じですね。とにかく行動してみることで、自分自身についての色々な気付きが得られたんだと思います。
なるほど。Sさんは最終的にメガバンク2社から内定をもらったとのことですが、金融業界を志す就活生にアドバイスなどはありますか？
そうですね、金融業界は色々な業界に関わることができたり、物事の成果が形としてハッキリ見えたりという部分が大きいので、そこに魅力を感じる人にはお勧めです。選考については、とにかく抜かりない自己分析をすること。どの業界にも言えることかも知れませんが、「人」を特に見られていると感じました。
ありがとうございます！現在、就活中のSさんと同じような悩みを抱えている子は結構多いかもしれません。是非参考にして欲しいですね。
そうですね。悩んだときは、とにかく行動すること！これが大事だと思います。正直僕は、就活を1年間やってグループディスカッションや面接が劇的にうまくなったかと言われるとそうではないかもしれません。それでも、不器用ながらにひたすら行動を起こしたことが成功に繋がったと思っています。
人の話を聞いたり会話をするだけでも気付きが得られますしね！
はい。1人で悩むよりもいろんなところに足を運んでみて欲しいですね。
最後になりますが、就活生に対してメッセージをお願いします！
先ほども話しましたが、周りと比較しなくて良いんだということを伝えたいです！自分の人生なのだから、自分がどうしたいのか、どんなキャリアを描きたいのかが一番大事。そこに対して愚直に行動を起こすことで道は開けてくると思います。
自分は目を引く華やかなエピソードを持っていたり、順風満帆に就活を進めていたりするキラキラ就活生ではありませんでした。だからこそ少しでも、同じような悩みを持つ就活生の助けになりたいと思っています。困ったときはいつでも頼ってください。応援しています！
