21卒理系院生 生命科学研究科 製薬・化学・食品メーカー内定者就活体験記

就活体験記

まず、自己紹介をお願いします!

 生命科学研究科修士2年の本多葵一です!就活は、主に製薬・化学・食品業界を中心に幅広く見ていました。もともと農学部で、学部時代は少林寺拳法部に所属していました。院に進んでからは歯学部軽音部で活動しています。他にも毎週テニスをしたり、ラグビー観戦、読書、料理も好きだったりと、色々なことに取り組んでいます。

先輩を見て動き出した就活初期

よろしくお願いします!早速ですが、本多さんが就活を意識し始めたのはいつ頃でしたか?
M1の6月頃ですね。夏インターンのエントリーも始まってきて、そろそろ動き出そうかなと。

なるほど。まずはどう行動に移しましたか?
最初は研究室の先輩に使っていたサイトやアプリを聞いたり、どんな本を使っていたか教えてもらったりしましたね。推薦がない研究室という事もあって就活に力を入れていた先輩が多かったので、その背中を見て自分も比較的早い段階から就活を意識できたのはありがたかったなと思います。

エンカレッジもこの頃から利用されていたんですか?
はい。エンカレッジはもちろん、学部のライングループに流れてくるイベントなどにも積極的に参加していました。

この頃は志望業界は定まっていましたか?
まだ就活のことに関して何も分からない状態だったので、とりあえず幅広くと思って製薬・化学・食品を中心に見ていました。

そうなんですね。夏のインターンもその業界の企業中心に参加されたんですか?
化学系の企業は日程が被ってしまって行けなかったんですが、製薬と食品は2社ずつ参加できました。ただ、製薬の中でも生産技術職のインターンに参加したり臨床開発職のインターンに参加したり、職種は全く絞っていなかったです。

夏インターンで得た学び

夏インターンの選考はうまく進められた印象でしたか?
ESで少し苦労はしたかも。今まで全く書いたことがないのにもかかわらずあんまり添削とかをやってもらわず、我流で書いてしまっていて。ただ、ESの通過率は半分くらいの一方で、ESが通って面接やったところは全部受かったんですよね。対策としては一般的で、ESしっかり見返して、想定される質問をしっかり考えて臨んだという感じ。だから正直、「結構いけるじゃん!」という自信も若干ありました。まあこれが秋冬でどんどん崩れ去るんですけど・・・(笑)。※メンターに聞いたES対策法はこちら

そうなんですね!秋冬に何があったか後でお聞きしようと思います・・・(笑)
インターンに実際に参加してみて気付きは得られましたか?
実際に参加してはじめて分かることがすごく多いなと思いました!同じ製薬会社の中でも、アットホームで参加学生も穏やかな人が多い企業もあれば、イケイケの社員さんが多くて学生もガツガツしてる印象が強い企業もあったりして。同じ業界でも企業によってこんなに違うんだなと。

やはり実際に足を運んではじめて分かることも多いですよね。
はい。インターンに参加すると「自分はどういう環境だったらうまくやっていけるかな?」というイメージが掴みやすかったですね。※ただいま募集中のインターンはこちら

秋冬で経験した悔しさ

秋冬のインターンの選考はどう進めましたか?
秋冬は、夏に応募が少なかった飲料メーカーを中心に見ていましたね。ただ、この時はESよりもグループディスカッションや面接で苦労しました。

ここで、夏に抱いていた自信が崩れ去ったんですね。
そうですね。グループディスカッションに関して自分は全く対策していなかったので、周囲のレベルの高さに圧倒されてしまって・・・(笑)。※メンターに聞いたGD対策法はこちら

面接については、エンカレッジのメンターさんや研究室の先輩に情報は多く貰っていたんですが、いざ面接になったときに研究のこととか突っ込んで聞かれるとうまく答えられなくて。情報は持っていても、全く慣れていなかったのでちょっときつかったです。※メンターに聞いた面接対策法はこちら

なるほど。経験や対策を積んだ学生が多くなったからかもしれませんね。
やはり自分はまだまだ準備不足でしたね。そこで「できない」という発見があったのは良かったかなと思う一方で、もっと対策できたよねという。だからこそこの時、反省点を書き起こしたりして整理しておきました。

ずっと大事にしていた、周囲との関わり

同じように、何かしら壁にぶつかる就活生は少なくないと思います。そんな中でも大事にすべきことって何かありますか?
そうですね。不安な時ほど殻にこもらず積極的に人と関わりを持つべきだと思います!僕自身それをすごく大事にしていました。

そうなんですね!友達と情報交換するなどしていたんですか?
いや、僕の研究室の同期は、ドクターに進む予定だったり「就活はまだいいかな」という感じだったりで、近場に同じ熱量で就活をしている人はあまりいなくて。インターン先で出会った学生と積極的に関わりを持つことを心がけていました。連絡先を交換して選考の情報をやりとりしたりしましたね。「あの企業おすすめだよ」とか「ここはインターン行くと選考パスもらえるよ」とか。近くに刺激し合える仲間がいなかったからこそ外に就活仲間を求めていました。

確かに。ずっと悩んでいるよりは前向きに行動に移した方が状況も好転しそうですね。
はい。エンカレッジのメンターさんに話を聞いて貰う機会も多かったです。電話で話をしたり、軽く会って話をさせてもらうこともありました。

やはりアウトプットを重ねることが大事なんですね。
すごく大事だと思います。僕自身、就活始めるまでは自分のことを話したりするのはそんなに得意ではなかったんですが、経験を積む中で徐々に自分の考えや意思を論理的に正確に発信することができるようになりましたね。数をこなして慣れることは大事だと本当に感じました。

設定した3つの軸と、本選考での心得

本選考が近づく中で、どうやって企業選びの軸を設定していきましたか?
軸は大きく分けて3つで、「グローバルに活躍していけるかどうか」「専門性を生かせるか」「働き方に多様性があるか」ですね。どれも自己分析を深めていく中で導き出した感じです。過去にわくわくした経験を思い返してみたときに、ウクライナに行って研究した経験があって。こうやって海外で働くのも面白いなと強く感じました。大学院に進んで学んだ得意分野を社会に出てからも生かしてもっと伸ばしたいという思いもありつつ、多趣味だったり色んなことに挑戦してみたい欲求も強かったりしたので、複数の事業や職種に携わるチャンスのある環境がいいなと。

なるほど。業界は最後まで1つに絞ることはなかったんですね。
はい。自分の軸に合っていればどんな業界でもどんな職種でも良いと思っていました。就活の中で関わった企業や先輩などからお話を聞ける企業を中心に本選考を進めて、最終的に5月に大手化学メーカーに意思決定しました。先ほどあげた3つの軸をどれも高い水準で実現できると感じたのが決め手でした。

そうなんですね!本選考で心がけていた事ってありましたか?
ESでは、熱いワードを入れることを心がけました!「~~しました」のように淡々と書くのではなく、「なんとしてもこの1年で結果を残さないといけないと思い~~しました」と書くとか。

たしかにそのほうが熱意が伝わりますね!面接はどうでしたか?
当たり前にも思える基本的なことをとにかく徹底しました。減点ポイントを極力少なくしようと思って。ウェブ面接の時は、パソコンの周りに大事なポイントを書いたふせんを貼ったりして意識付けたりもしていましたね。あとは、冬うまくいかなかったときに反省点を書き起こすなどしてしっかり内省できたのが効いてきたかも。どうすれば良かったんだろう、何がいけなかったんだろうというのをしっかり振り返った上で、本選考に生かせたと思います。

せっかくの1年だからこそ、前向きに。

ありがとうございました。最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします。
悩みはあると思うけど、乗り気で前向きに就活と向き合って欲しいです。嫌々やってても成果が上がらないし、漫然とES書いて面接してだとなかなか自分のためにならないと思うので。
もちろん就活が全てではないけど、就活をした1年間って振り返るとすごく貴重な経験だったなと思っていて。だからこそ皆さんには本気で向き合って、楽しんでやってもらいたいと思いますね。なんだかんだ自分もそれが成功の秘訣だったなと思います。自分としても、就活で得た学びや経験を共有することで皆さんの役に立ちたいと思っています。頑張ってください!